私はもともとブライダル業界に興味があり、専門学校に通いながら、結婚式場でアルバイトをしていました。仕事を通してたくさんのウェディングに携わる中、参列してくださるゲストの方々が、料理を食べて顔を曇らせていることもあり…。せっかくの結婚式、新郎新婦だけでなく訪れたすべての人に幸せになってほしいと思い、飲食の勉強をしたいと思うようになりました。

一方で、私たちの世代は「コロナ就活生」と言われていて、就職活動がとても厳しい状況にありました。特に飲食業界は打撃が大きかったのですが、たまたま当社と出会うことができ、ウェディング関連の事業も手掛けているということで入社を志望しました。

入社する前に、自分が働く会社の料理を食べてみたいと思い、『トラットリア・フィレンツェ・サンタマリア　南青山』のお店にプライベートで食事へ行きました。これまで、イタリアンと言えば大手チェーンの料理くらいしか食べたことがなかったのですが、このお店で食べた料理がどれも本当においしく、サービスも行き届いていて衝撃を受けました。それから、「このお店で勉強したい」と会社に伝えると、入社までの期間アルバイトをさせてもらえることになったんです。

いざ働いてみると、お客様から見える景色と、お店の裏側では世界が全く異なるのだと気づきました。自分がお客さんとして来ていたときは、高級レストランらしい落ち着いた空間で、スタッフの方々はスマートな接客を悠々とこなしている印象でした。しかし、実際は皆さんとても努力されていて、「このお客様は前回この料理を食べていたから、次はこうしよう」「あの方はこういう接客を好まれる」など、一人ひとりのお客様のことをきちんと把握されていたんです。「これがプロの世界か」と感銘を受け、自分もそんな接客がしたいと思うようになりました。

最初は『パリアッチョ 芝店』に配属となったのですが、これまでの経験や頑張りを評価いただき、仮店長として店舗運営を手掛けることになりました。入社していきなり大きな立場を任せてもらったためプレッシャーはありましたが、2名のパートさんと共に試行錯誤したり、分からないことがあれば上司や近隣店舗の店長に聞いたりしながら、お店を守ってきました。その間、接客だけでなく、ワインや料理の知識、商品の仕入れ方、マネジメント、売上管理など、様々なスキルを身に付けることができ、とてもいい経験になりました。

『パリアッチョ 芝店』では1年間勤務していたのですが、日を追うごとにお客様との距離が近くなっている気がして嬉しかったです。たとえば、自分の接客を褒めていただいたり、「横尾さんに会いに来たよ」と言ってくださるお客様もいらっしゃいました。

今後の目標は、『パリアッチョ 丸の内仲通り店』でもっと飲食の知識やスキルを身に付けること。また、いずれはウェディング業界に携わりたいと思っているので、新型コロナウイルスの影響で一時的に停止している当社のウェディング事業を復活させたいです。そのためにも、今は少しでも多くのことを学びたいと思っています。

最初は不安があるかもしれませんが、経験がない方も大丈夫。何か分からないことがあればすぐに相談できる環境ですし、自分から質問すれば必ず丁寧に教えてもらえます。もし不安や不満があっても、「じゃあどうしたら解決できるか」まで一緒に考えてくれる先輩たちばかりなので、安心して働けますよ。少しでも興味のある方は、思い切って飛び込んできてください！